外来担当医表
代診・休診のお知らせ
外科のご案内
当院の外科では、地域における外科診療の中核を担うことをめざし“安全で確実な、皆さまにとって最善の医療を提供すること”を基本理念に、現在2名の外科専門医が診療しております。
小規模な病院の特性を十分に生かし、他科の医師との連携はもちろんのこと各職種スタッフとの連携を密にして全人的な医療を心がけております。
もちろん、当院で可能な医療には限界がありますので、皆さまにとって最善の医療はなにかを常に考え躊躇することなく病状にあわせて至適な高度機能病院へのご紹介もあわせて行っておりますので、外科的にお困りのことがあればご相談ください。
診療内容
外傷などの救急、皮膚腫瘍・褥創などの皮膚疾患、虫垂炎・胆のう結石症・痔核・腸閉塞などの良性腹部疾患、ヘルニア(脱腸)・下肢静脈瘤などの一般外科疾患、悪性腫瘍(消化器、乳腺)の診断・治療(手術・抗がん剤治療)、緩和医療、など 地域における“総合外科”として幅広く診療を行っています。
また、専門外来として、乳腺外来を行っています。
手術
一般外科・消化器外科の手術を年間約200例行っております。常勤の麻酔科医師のもと、緊急手術にも可能な限り対応しております。がんの手術は、胃がん・大腸がん・乳がんの手術を中心に行っており、手術成績も高度機能病院と比較して遜色ありません。
腹腔鏡下手術
体に対する侵襲が少なく、術後の回復が早い腹腔鏡下手術を当科でも行っております。鏡視下手術用の手術室があり、胆のう摘出術はもちろんのこと、大腸がんなどの手術に対しもて腹腔鏡下手術を積極的に取り入れております。
緩和医療
がん治療において手術・抗がん剤治療とは別に患者さま自身がその人らしい日常生活を有意義に過ごせるよう、痛みのコントロールをはじめ,身体やこころの苦痛を和らげることや,家族への精神的支援を行う「緩和ケア」が重要です。当科でも“がん疼痛緩和認定看護師”・薬剤師・医療ソーシャルワーカーなどのスタッフとともに、皆様の支援をしていきたいと考えております。
乳腺外来
月曜日午後 予約制
乳がん検診、乳腺疾患の診断・治療をおこなっています。
乳がんは徐々に増えており、10数人に1人の割合で発症するとされています。一方で治療は着実に進んでおり、早期発見・早期治療により治せる時代です。
欧米では乳がん検診率の増加(60~80%)により、治癒率が向上していまが、日本の乳がん検診率は12%といまだ低い状態です.
早期発見・早期治療のために、2年に1回の乳がん検診を受診していただくようにお勧めします。
また乳房に気になる症状がある際には気軽にご相談下さい。
乳がん検診
当院はマンモグラフィ検診制度管理中央委員会の認定施設であり、県職員・住民検診を行っております。他にも、自費による検診も随時可能です。
乳腺疾患の診断
乳癌を含めた乳腺疾患の診断と治療をおこなっています。
診断は各種検査を用いて行い、迅速かつ確実な診断に努めています。
当院で可能な検査
マンモグラフィ,超音波,CT,MRI,針生検・細胞診。
マンモグラフィ検査の撮影は認定女性技師が行います.空き状況により来院当日の検査も可能です。
超音波検査は月・金曜日の午後に行っています。主に女性の専門技師がおこなっております。
病理診断は外部の専門機関に依頼しております。結果報告までに1週間程お時間をいただいております。
乳腺疾患の治療
患者さまとのお話し合いのもとに,病気の状態に応じた適切な治療をおこなっていきます。
(術前化学療法,補助化学療法,手術,内分泌療法,分子標的療法など)
手術は病気の状態に応じておこなっております(乳房切除術,乳房部分切除術(温存手術),センチネルリンパ節生検)が、残念ながら、現在は迅速病理診断ができないため乳がんの部分切除・センチネルリンパ節生検は当院ではできません。部分切除を希望された場合は、希望の後方病院にご紹介しております。
化学療法は内服薬・注射ふくめ、ほぼすべての治療が可能です。
放射線照射施設が当院にはないため,放射線照射はご希望の病院にお願いして行っております。
治療後のフォロー
乳がんでは手術後10年間のフォローが必要となります。定期的に外来通院で診察・検査をおこない,再発がないことを確認します。
他院で手術された方も、普段のフォローは当院で行うことが可能です。(静岡県立がんセンター・順天堂静岡病院・沼津市立病院・県立総合病院などとは地域連携パスを提携しております。)